民事再生の開始原因には、どのようなものがあるのでしょうか。これについて法律の規定から見ていきましょう。

身近な法律制度 民事再生法について

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民事再生の開始原因を法律の観点から。

民事再生の開始原因には、どのようなものがあるのでしょうか。これについて法律の規定から見ていきましょう。裁判所は、25条1号〜4号のいずれかに該当すると申立てを棄却しなければならない。25条2号は、裁判所に破産手続又は特別清算手続が係属し、その手続によることが債権者の一般の利益に適合するときには、裁判所は、申立てを棄却しなければなりません。これは、例えば、民事再生の申立てが行われたが、既に破産手続が進行しているときに(破産手続開始前後は問わない)、破産手続による方が債権者にとって有利であるときを意味します。つまり、事業継続して将来収益から債権者に配当するよりも、破産手続によって財産を換価して債権者に配当する方が、債権者への配当率が高い場合をいうのです。

したがって、再生債務者としては、破産手続開始の申立てがあった場合(申立ての競合)、破産手続による配当よりも、民事再生による配当の方が債権者にとって有利であることを示さないと、民事再生手続の開始決定がなされないということになります。また、3号は、再生計画案の作成若しくは可決の見込み又は再生計画の認可の見込みがないことが明らかであるときには、裁判所は申立てを棄却しなければならないとしている。
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